PT・OT・STの転職 現役療法士がマイナビコメディカルを徹底解説
本日はタイトル通り、マイナビコメディカルについて述べていこうと思います。
普段は理学療法士の視点で、医学、リハビリ、病院の記事を書いていますので、ご興味があればそちらもご覧ください。
TwitterやFBなどで転職サイトの質問がいくつかありましたので、そちらに答える形で記事していこうと思います。
また、
転職系のサイトってなんか怪しくて避けちゃうな~
って人が少しでも安心できるような情報をお伝えできれば嬉しいです。
- 転職について
- 筆者のプロフィール
- マイナビコメディカルの基本情報
- マイナビコメディカルのメリット
- マイナビコメディカルのデメリット
- マイナビコメディカルのおすすめ利用方法
- マイナビコメディカルを利用すべき人
- マイナビコメディカルの登録から実際の転職までの流れ
- 本当に無料で利用できるのか
- さいごに
転職について
転職はスキルアップや収入アップの面で非常にメリットがあります。
特に医療職で国家資格をお持ちの方は、転職しやすい部類に入りますので、転職しないのはもったいないとも思ってしまうくらいです。
転職に関しては以下の記事で詳しく書いていますので、よかったら見てみてください。
筆者のプロフィール
少し私の自己紹介をさせて頂きます。
某国公立大学を卒業し、一般的な総合病院に勤めた後、地域包括ケアの病院に移りました。2021年の4月から大学病院で勤務する予定となっております。
意識高い系の療法士ではなく、一般的なPTですのでご安心ください。(笑)
認定や専門を持っている方は尊敬いたします。
特出した経歴のない私が、病院を2回移動した経験をもとに、お話しさせていただければと思います。
マイナビコメディカルの基本情報
就職支援サービスの業界最大手
マイナビという言葉はどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
やはり大手がやっているということで、安心してサポートが受けられます。
持っている情報が違いますからね。
また、求人を出す病院やクリニックとしても、1番最初は大手にお願いしてみるというのが自然な流れになります。
医療介護の分野に特化した転職サポート
マイナビコメディカルと名前をつけるほど、コメディカルに特化した支援が受けられると考えてよいと思います。
僕たちみたいな療法士って学生時代にがっつりと就活をするっていう感じじゃないですよね?
そのためどうしても、就活関連の情報は弱いし、ほかの業種の転職の話を聞いてもピンとこないことが多々あります。
実際、支援を受けていてもかなり病院の内情を知っておられて、目からウロコの情報がたくさんありました。
この辺りは担当者にもよるとは思いますが…
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士はかなり求人数が多いので、参考になると思います。
やはり療法士は転職が多いんだなぁとつくづく実感いたします。
PT、OT、STの他にも、臨床検査技師、臨床工学技士、診療放射線技師、管理栄養士、栄養士の枠もありますので、文字通りコメディカルは全般的に網羅されています。
マイナビに行くと下の写真のような画面にたどり着きます。
これだけでも、セラピストが手厚く支援を受けれそうな気がしますよね。(笑)
マイナビコメディカルのメリット
圧倒的求人数
2021年1月時点の検索で、
理学療法士の求人は11030件+未公開求人
作業療法士の求人は9780件+未公開求人
言語聴覚士の求人は5032件+未公開求人
となっておりました。
実際の画面はこんな感じです
非公開求人が大体40%程度あるようなので、
理学療法士を例にすると、約4400件の非公開求人を加えて、
おおよそ全国で15400件の求人を有している計算となります。
ほんとに埋まるんでしょうか…
非公開求人で適切な人材の輩出
マイナビコメディカルでは非公開求人を設定しており、登録して面接を受けた人しか得られない情報があります。
非公開求人を設定する理由は二つ
①募集殺到を避けるため
②適切な人材を提供するため
この二つになります。
全ての情報を公開してしまうと、応募が殺到し、雇用者と非雇用者両方に余計なコストと時間がかかってしまいます。
そのため、応募人数が少ない場合は、非公開にしちゃった方が、双方にメリットがあるわけです。
また、人材を派遣するマイナビとしても、適切な人材を派遣して、企業や病院から信頼を得たいという気持ちがあります。そのため、ある程度マイナビが判断した基準で、情報を提供するという形の方が効率が良いというわけです。
首都圏の転職に強い
マイナビコメディカルの長所としては、人口が多い地域にとても強いということが挙げられます。
2020年10月の人口統計によると
1位 東京 1397万人
2位 神奈川 921万人
3位 大阪 881万人
4位 愛知 754万人
となっております。
理学療法士での求人を例として、それぞれの求人数は2021年1月現在
東京 2006件
神奈川 1040件
大阪 1128件
愛知 1471件
となっております。
自分の住んでいる都道府県の中だけで、1000件以上の求人があれば心強いですよね。また、これには非公開求人は含まれておりませんので、この数字以上の求人が期待できます。
キャリアアコンサルタント による手厚いサポート
まず、
キャリアコンサルタントって何?
とお思いの方がいらっしゃるかもしれませんね。
キャリアコンサルタントとは、
個人の能力、興味、価値観、特性をもとに、その人に適した職業の選択や、能力の開発を援助したり、スキル活用を提案したりするなど、キャリアに関するコンサルティングを行う専門家
と定義されます。
簡単に言えば、その人に合わせた就業支援を専門的に行ってくれる人のことです。
ちなみにキャリアコンサルタントは国家資格となりますので、専門的に学んだ方にサポートしていただけると捉えて良いです。
たとえ転職をしなかったとしても、キャリアコンサルタントに無料で相談できるという点で、登録する価値はあるんじゃないかなと思います。
マイナビコメディカルのデメリット
続きまして、マイナビコメディカルのデメリットについて、私の体験も含めてお話しさせていただきます。
比較的若年層にターゲットを置いている
求人を見ていると明確な年齢制限はないにしても、ある程度若い人を求めているという経験があるように感じました。感覚的には新卒~40歳代までの若者という感じがします。
その一方で、経験者を優遇するような文言も多々ありましたので、ある程度経験をして年齢も若い5年目〜15年目くらいが転職しやすいのかなと感じます。
また、管理職の求人はほとんどありませんでしたので、管理職を希望の方は難渋するかもしれません。
入れ替わりが激しい
いいなと思った求人が、次の週には締め切られていたということがザラにあります。
僕自身も2つほど求人を逃しました。
求人数が多い分、登録者も多いのでいいと思ったらすぐに行動しないといけないと思いました。
また、担当の方は結構マメに連絡を下さるので、軽い気持ちで登録した方は少し嫌になってしまうかもしれません。
逆に本気で探している方には、自分のことを知ってもらえる機会が多いので、メリットとも言えるかもしれません。
地方の求人には弱い
先程の首都圏では求人が多いというお話をしました。
それでは、人口の少ない地域ではどうなっているのでしょうか?
人口の少ない都道府県は
1位 鳥取 55万人
2位 島根 66万人
3位 高知 68万人
4位 徳島 72万人
となっております。
先程と同じように、理学療法士での求人を例として、それぞれの求人数は2021年1月現在
鳥取 18件
島根 5件
高知 4件
徳島 11件
となっております。
ちょっと厳しそうですよね…
首都圏とは大違いです…
地方の転職であれば、ホームページや知り合いのつながりの方が勝機があるかもしれません。
マイナビコメディカルのおすすめ利用方法
個人的に私が思うマイナビコメディカルのおすすめ利用方法をご紹介いたします。
転職したい動機をリストアップしておく
転職時期をできるだけ明確にする
転職条件に優先順位をつける
あまりたくさんの転職サイトに登録しない
こまめにログインする
転職したい動機をリストアップしておく
転職を考えてらっしゃる方は、おそらく
①現在の職場が嫌であるか、
②もっと新しいことにチャレンジしてみたいか
のどちらかだと思います。
その上で、どのような職場であれば転職してもいいと思えるのかを整理する必要があります。この辺りに関しては、キャリアコンサルタントの担当者と話していくうちにまとまっていく感じもありますので、ぜひ相談することをおすすめします。無料で相談に乗ってくれるだけでも、利用する価値があると個人的には思います。
転職時期をできるだけ明確にする
家族や引越しの事情などを考慮しつつ、出来るだけ明確に時期を決めましょう。目標がなければなかなか決めにくい部分もありますし、担当者としても難しいと思われます。あまり具体的な時期が決められない場合は、「条件に合えばいつでも」というスタンスが理想だと思います。自分自身もしっかり吟味することができますし、担当の方も自分に合った条件をどんどん紹介してくれます。
転職条件に優先順位をつける
転職条件を考えたとしても、100%自分に合った職場は存在しません!
これは私も、担当の方に何度も言われました笑
優先順位をつけて、1位〜3位までの条件を必須とし、それ以外の70〜80%満たすような職場を探すといいです。
あまりたくさんの転職サイトに登録しない
これに関しては賛否両論あるかもしれません。
もちろん情報は多ければ多いほど良いかもしれませんが、自分に適さない情報を吟味するのは時間も手間もかかります。
個人的には2つくらい登録しておいて、それ以外は登録せずに時間があるときにサクッと、web上で目を通すくらいがいいのではないかなと思います。
こまめにログインする
ログイン履歴や担当者とのこまめな連絡は、非常に大切なようです。担当者の目線で考えても、こまめに連絡を取っている人は安心できますし、雇用主への紹介のハードルも下がります。ぜひ、しっかりとチェックするようにしましょう。
マイナビコメディカルを利用すべき人
以上を踏まえて、個人的にマイナビコメディカルを利用したほうが良いと思う人を、リストアップしてみました。
首都圏で転職を考えている方
PT,OT,STの資格をお持ちの方
経験年数が5〜15年程度の方
キャリアコンサルタントを希望する方
こんな感じかと思います。
マイナビコメディカルの登録から実際の転職までの流れ
登録方法は驚くほど簡単です。
質問はたった10項目で、LINEメッセージのような感じでした。
本当に1分で終わります。
質問事項は以下の通りです
①取得資格
②雇用形態
③希望勤務地
④就業希望時期
⑤名前
⑥フリガナ
⑦生年月日
⑧住所
⑨電話番号
⑩メールアドレス
実際の登録画面は、写真のようになります。
最後にこんな文章が来て登録完了となります。
また、メールアドレス宛にこんな文章が来ました。
より細かい情報を伝えておくと、話がスムーズに進みますよってことだと思います。
後ほど専任のキャリアコンサルタントから電話がきて、簡単にやりとりをして終了です。
一応リンク張っておきます。
↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓
まじで、めちゃくちゃ簡単ですよね。
転職をするという大きなイベントの割には、かなりサクッと進んだので拍子抜けした記憶があります。
この後の流れは、
①すぐにでも転職がしたい人はこまめに連絡をとる
②ゆっくり考えながら進める人は情報を見ながら、気に入ったものを連絡してみる。
こんな感じになると思います。
給与や待遇など聞きづらいことは、担当者を通じて聞くことができますし、直接聞かないのでガッツリ内情を知ることができます。
いざ、転職をするということが決まれば、履歴書の添削・面接対策も行ってくれます。
履歴書の添削に関しては、自分一人ではなかなか出来ないので本当に助かりました。
また、面接練習などはほとんどしませんでしたが、人事担当者の人柄や想定される質問までお教えいただき、安心して面接に向かうことができました。
本当に無料で利用できるのか
ここは結構皆さんが疑問に思われているかもしれません。
ここは自信を持って言えます。
完全に無料で転職できました。
「マイナビコメディカル」は、医療機関や企業から支払われる「紹介手数料」によって運営されていますので、登録者からは一切費用を取らない仕組みになっているようです。
さいごに
転職を考えてらっしゃる方の一助となっていれば幸いです。
ぜひ、マイナビコメディカルで理想の転職を叶えちゃってください。
もしよかったらフォローやイイネをいただけると、モチベーションになるのでうれしいです。