【腰痛のレッドフラッグサイン】ゴロ合わせで覚える
腰痛のレッドフラッグサイン
皆さん、腰痛のレッドフラッグサインをご存じでしょうか。
臨床でも非常に有用で順を追って確認していくことで、リハビリの適応かどうか確認することができます。
レッドフラッグサインに関してのリハビリにおける推奨グレードはBとされており、レッドフラッグサインに当てはまるからと言って、腰痛の原因自体を特定することは難しいものの、詳細な検査を必要とする重篤な基礎疾患の存在する確率が高いといわれています。
また腰痛の理学療法ガイドラインにおいては
レッドフラッグにあてはまらない場合, 重篤な脊椎病変が存在しないという信頼性は 99%となる。
とされており、レッドフラッグサインに当てはまらないということを示すことができれば、少なくとも緊急を要するアクションを起こす必要はなく、リハビリの適応を見極める重要な指標になるといえます。
レッドフラッグサインの項目
レッドフラッグサインの項目はこちらになります。
- 発症年齢が20歳以下、または55歳以上
- 時間や活動性に関係ない腰痛
- 胸部痛
- 癌、ステロイド治療、HIV感染の既往
- 栄養不良
- 体重減少
- 広範囲に及ぶ神経症状
- 脊柱変形
- 発熱
まー覚えにくいですよね。
臨床でもよく使うのですごく大事なことなのに。
僕は学生のころから、覚えにくいことはゴロや写真で覚えるようにしていました。
今でも活用しており、恥ずかしながらご紹介しちゃおうと思います。
レッドフラッグサインの語呂合わせ
語呂合わせはこちらになります。
「今日は自衛隊が初功績」
もう一度言います
「今日は自衛隊が初功績」
今日:胸部痛
は:発症年齢が20歳以下、または55歳以上
自:時間や活動性に関係ない腰痛
衛:栄養不良
隊:体重減少
が:癌、ステロイド治療、HIV感染の既往
初:発熱
功:広範囲に及ぶ神経症状
績:脊柱変形
この順番で挙げています
ぜひ覚えて帰ってみてください。
あーはずかしい
繰り返しになってしまいますが、レッドフラッグサインに関しては
チェックがないことを示すことが重要になります。
個人的にはチェックがなければ
まずは腰痛体操から取り組んでみようかなあ
という思考になり、
具体的な腰痛タイプの評価とエクササイズを考えていきます。
もし一つでもチェックがつけば
リハビリしても大丈夫かな?
医師に相談してみようかな
という思考に至ります
さらに切り込んでお話しすると、腰痛に関しては85%が原因がわからないと言われております。そのため、臨床的に質問をして「リハビリをしていいのか、いけないのか」をしっかり判断することはとても重要になります。骨折や悪性腫瘍などでリハビリができない状態で、無理して動くのは避けたいところであります。
まとめ
腰痛のレッドフラッグサインを用いてリハビリの適応を判断できる
「今日は自衛隊が初功績」で項目を覚える
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