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【 KWL表でインプット】学んだ効果を最大限にする方法を紹介

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みなさん。
KWL表って知ってますか?

 

医療や病院関係で知っている方は少ないかもしれません。

 

簡単に言えば、学んだことを整理する方法になります。

 

医療関係者であれば勉強会や講習会にいく機会は非常に多いと思います。
しかし、終わった後、
言ってることは分かるんだけど何となく身にならない
そんな経験をしたことがあると思います。

 

正直言って、私もそうでした。


もし良ければ「KWL表」を用いて、自分の頭の中をどんどん整理していっちゃってください。ちなみにこのやり方は読書やニュース、新聞でも活用できますので、知っておいて損はないと思います。

 

 

「KWL表」の内容

 

「KWL表」はアメリカの教育学者ドナ・オーグルさんが1986年に提案した教育メソッドです。

 

「KWL表」
  • K:知っていること(What I know)
  • W:知りたいこと(What I want to learn)
  • Ⅼ:知ったこと(What I learned)

 

つまり読み取ったり、受け取ったりした情報を
・知ってる
・知りたい
・知った
この3つに分けるというものです。

 

非常にシンプルかつ分かりやすいと思います。
通常であれば、最後の知ったことのみメモを取ってしまいがちですよね。


3つの内容を軽く説明します。

 

K:知っていること(What I know)

 

Kは自分の現在地を確認するために行います。

これから学習する範囲についてどこまで知っているのかのボーダーラインを引いておくということですね。

 

具体的に言えば、勉強会や講習会に行く前にお題が出された時に考えます。ここで自分の知識を確認することで、そもそも勉強会や講習会に出るべきなのか、という判断材料にもなります。

 

「腰痛 治療法」みたいなキーワードで勉強会に参加して、何度も同じようなことを聞いてしまったという経験があります…

 

時間は有限ですから、勉強会や講習会の参加に関してもしっかりと自分の有意義な時間にしたいところです。

 

W:知りたいこと(What I want to learn)

 

Wは目的意識をはっきりさせるために行います。

知りたいことを明確にすることで、内容自体が整理できます。やはり意欲的な学習姿勢は何よりも大事と言えます。

 

この項目に関しては、勉強会や講習会に行く直前から参加中に考えます。事前になんとなく知りたいな〜と思っていることをメモっておいて、話を聞いている中で知りたかったことを書き出していくという感じになります。

 

このやり方で知りたいことを整理しておけば、勉強会や講習会が終わった後に講師や先生に質問したり、上司や同僚とそれについてディスカッションすることに繋がります。

 

質問したり、ディスカッションすることはアウトプットになりますので、より質の高い勉強になりますね。

 

L:知ったこと(What I learned)

 

Lは新しい知見を言語化するために行います。

しっかりと言語化することが必要で、「分かったつもり」になってしまう可能性を下げる効果もあります。

 

これに関してはやっている方も多いのではないでしょうか?
勉強会や講習会が終わった後に、自分が新しく知ったことをメモするということですね。

 

学生の頃に知りたかったです…

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「KWL表」の活用法

 

私のブログを元に「KWL表」を活用してみたいと思います。

今回元にした記事は、前回の筋トレの記事です。

 

 

www.rehatree.net

 

 

○タイトル
【トレーニングの原理・原則】語呂合わせでサクッと覚える

 

○ K:知っていること
・筋トレはやればやるだけ効果が出る
・超回復理論で少し休むと良い
・マラソン選手とボディビルダーみたいに鍛え方が違うと筋肉の内容も変わる

 

○W:知りたいこと
・短時間でより効果的な筋トレの方法
・筋トレで何を重視するか
・休憩時間はどれくらい必要か

 

○L:知ったこと
・「買っとくか。全然良いハンコ」
過負荷、特異性、可逆性、全面性、漸進性、意識性、反復性、個別性
・①意欲的かどうか②主体的かどうかが大切

 

 

こんな感じでしょうか。


実際に使うときは携帯にメモを取ったり、パソコンでワードにタイピングしたりするのが良いと思います。

 

携帯のメモ機能を使うとこんな感じになります。

 

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「KWL表」を活用してみて気づいたのが、
予習→復習の流れをスムーズにしている
という点です。

 

この体形に沿って学習を進めていけば、何を知っていて、何を知らないを確認できるし、次にどんなアクションを起こすかなども自然と理解できてきます。

 

また、インプットの質を高めるのはもちろんですが、言語化することでアウトプットにもつながり、質問やディスカッションを加えることでより知識をモノにすることができます。

 

まとめ

 

・「KWL表」でK(知っていること)、W(知りたいこと)、L(知ったこと)を整理できる。
・勉強会や講習会、読書、ニュース、新聞などにも応用できる
・質の高いインプットとアウトプットの準備に繋がる

 


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